海外でスマホを使う場合の注意点

海外でスマホを使う場合の注意点

2017年12月04日(月)12時00分

海外でスマホを利用する際の注意点についてご紹介します。

海外でもそのままスマホは使えるの?

スマホを触る女性
海外でも、日本国内で契約しているスマホを利用することは可能です。しかし、現地の通信会社の回線の利用料については、日本国内の携帯キャリアで契約しているパケット定額プランは当然ながら対象外になります。そのため、安易に利用してしまうと予想しないほどの高額な料金になってしまうといった問題があります。また、海外から日本国内、渡航国外へ連絡する際には他国の通信会社を利用したり、日本のキャリアを経由したりすることにより、通常より高い通信料金が発生します。こうした事態を避けるためには、携帯キャリアの海外対応プランやレンタルWi-Fiを利用する必要があります。携帯キャリアのプランは料金が高く設定されているので、電話はそれほど使わず、LINEやSkypeなどでの通話機能で十分であれば、レンタルWi-Fiを利用する方が良いでしょう。250MB~1GBなどの大きなデータ通信量でも、比較的安く快適に利用することができますよ。レンタルWi-Fiのレンタル料金やプラン内容を詳しく知りたい方は、Wi-Fiレンタル会社一覧から確認してみましょう。

定額プランの通信料について

日本国内の携帯キャリアでは、海外での携帯電話利用のための、海外データ定額プランを取り扱っています。各携帯キャリアと契約している海外通信会社を利用したパケット通信であれば、海外向けデータ定額プランで設定された料金で利用できます。しかし、海外データ定額プランにしても完全に安心ということはありません。複数国渡航で国境を超える際などに、スマホの自動接続や接続の切り替えによって、対象外の通信会社に繋がってしまうケースがあります。対象外の通信会社に繋がったことに気づかずそのまま通信してしまうと、定額料金以外に別途使用した分のデータ利用料金の支払いが必要になります。対象外通信会社へ接続されることで高額のデータ支払いが発生したケースは多く、いわゆる海外旅行のパケ死トラブルとして知られています。海外で自分のスマホを利用する時には自動切換えに頼らず、手動で接続先を切り替えて、随時対象通信会社に繋がっているかの確認をしておくようにしましょう。

データローミングはオフにしよう

スマホでのデータローミング機能をONにしておくと、海外でのスマホ利用時に高額請求に繋がる恐れがあります。本来、携帯電話についているローミング機能とは、利用携帯キャリアの通信エリア外でも携帯電話のネット接続を利用することができる機能です。日本国内で契約した携帯電話でも海外でデータ通信ができる便利な機能なのですが、このローミング機能による接続は、携帯キャリアのデータ定額プランの対象外とされています。一部の携帯キャリアではローミングを利用した定額プランを提供しているところもありますが、ローミングをオフにするタイプの海外向け定額プランや対象通信会社以外で利用すると、海外でのデータ定額が適用されずに従量制での支払いが必要になります。従量制では使ったパケット通信に応じて金額が課金されます。高額請求トラブルになることが多いので、利用するキャリアの海外定額プランがローミングを使ったものでなければ、データローミングはオフにしておきましょう。

渡航国の無料Wi-Fiでネットを使う

携帯キャリアの海外向けプランでは、30MBのデータ利用で速度制限が発生したり、24.4MBないしは25MB以上の利用で1段階高い定額料金が発生したりします。そのため、写真や動画、アプリのアップデートなど、大きなデータのやりとりについてはこうしたプランは利用せずに、無料Wi-Fiが快適に使えるホテルやカフェなどで行なうようにしましょう。こまめに切り替えることで、データ利用量を抑えることができます。しかし、無料Wi-Fiスポットの中にはセキュリティが甘い接続先も数多くあります。脆弱なセキュリティの無料Wi-Fiスポットや、怪しい接続先を利用すると、ウイルスの感染や個人情報の盗用などのトラブルが発生する恐れがあります。接続する前に、利用する接続サービスや接続先情報をしっかり確認しましょう。

無料Wi-Fiスポットについて

海外の無料Wi-Fi事情は国によって異なります。多くの国では、ホテルやカフェ、公共施設などで無料Wi-Fiの利用ができます。さらに、ネット環境が発達している一部の国では観光地や観光客の多いスポットに公共機関が運営する無料Wi-Fiスポットが用意されていることがあります。しかし、前述の通り飛んでいる無料Wi-Fi電波の中には、セキュリティ設定がない接続先や、出所不明の接続先などがあるため、接続する際には細心の注意が必要です。カフェなど、利用する無料Wi-Fiスポットが提供している接続先以外、怪しい名前の接続先には繋げないようにしましょう。不用意に接続すると、クレジットカードの情報やショッピングサイトのアカウント情報などの個人情報が盗用される恐れがあります。クレジットカードの高額請求など、予期せぬトラブルが起きる恐れがあるので、出所のはっきりした接続先だけを選びましょう。また利用者の多い場所では、無料Wi-Fiの速度がかなり遅くなります。インターネットに繋がらない場合があるため、いつでも快適にネットを利用したい場合は携帯キャリアの海外向けプランや、レンタルWi-Fiで自分専用の回線を用意する方が良いでしょう。

旅行先のコンセントを確認しよう

コンセント
コンセントタイプは国ごとに異なるため、海外旅行の際には注意が必要です。例えば、日本で使われているコンセントは、縦長の差込み穴が2つのAタイプですが、海外のコンセントは国により形状が異なります。差込み穴が丸いBタイプや、差込み穴が3つのB3、BFなど、大きく形状が異なるコンセントの国も数多くあります。またコンセント形状だけでなく、電圧も国ごとに異なります。日本の電源は100V程度の電圧ですが、海外では110V~240Vと家庭用のコンセントに流れている電圧が日本の倍以上になることもあります。過剰な電圧がかかると充電器や繋いだ端末に異常をきたす恐れがあるため、コンセントタイプだけではなく渡航国の電圧もきちんと把握しておきましょう。こうした問題に備えて、渡航する国に合ったマルチアダプタや変圧器を用意しておくと安心ですよ。マルチアダプタや変圧器を購入する際は、対応電圧が渡航国の電圧に対応するかを確認して購入するようにしましょう。

モバイルバッテリーは持っている方が良い?

旅行中には、海外の広い自然公園や乗り物の中など、バッテリーが切れてしまいそうになっても、さまざまな事情ですぐに充電スポットにたどり着けないことがあります。カフェでも充電スポットとして提供されていないところや、客が利用できるコンセントがないお店が多くあります。慣れていない土地でレンタルWi-Fiやスマホが電池切れすると、地図が見られなくなったり同行者と連絡が付かなくなったり、日本にいるとき以上に不便さを感じることになるでしょう。ネット検索や地図アプリが使えないことで道に迷ってしまうことが考えられますし、場所の情報を引き出せずに観光の楽しみが半減する恐れもあります。ですが、突然の電池切れに備えてモバイルバッテリーを用意しておくと、充電スポットをすぐに探せない場合でも、モバイルバッテリーをつなぐだけでネット接続状態を維持することができます。スマホやレンタルWi-Fiの電池切れを心配せずに、余裕を持って旅行を楽しむことができますよ。

SNSやLINEは使える?

思ったことを簡単に発信できるTwitterや海外で撮った素敵な写真をアップできるFacebookやインスタグラム、友達への無料通話や観光中の写真の送信が可能なLINEなど、現在では多くの便利なサービスが普及しています。これらを主な連絡手段として活用している人も多くいるでしょう。海外の多くの国では、こうしたSNSを国内同様に使うことが可能です。しかし、中国などの一部の国では特定のサイトやサービスについてアクセス制限がかかるため、VPNなどのサービスを利用する必要があります。またSNSを海外でも同じ感覚で利用するには、対象の定額サービスやレンタルWi-Fiなどの利用がオススメです。定額サービスでない場合、使ったデータの量に応じた従量制のデータ通信料が請求されます。従量制、つまり使った分だけ料金がかかる環境でこういったサービスを使うと、気づいたときには高額な料金がかかってしまっているという事態にもなりかねません。頻繁にこういったサービスを利用するなら大容量のレンタルWi-FiやSIMカード、携帯キャリアの定額プランを活用しましょう。

海外旅行の時は無料Wi-Fiだけでも大丈夫?

海外旅行の際、レンタルWi-Fiや携帯キャリアの海外向けプランは利用せず、渡航国の無料Wi-Fiのみを利用する方法があります。海外では、日本よりも無料Wi-Fiインフラが充実している場合も少なくありません。フードコートや図書館、駅や空港など多くの場所の無料Wi-Fiスポットが利用できます。そのため、データ通信を使う頻度が少ない場合や、利用するデータ量が少なく、通信速度も求めないのであれば、渡航国の無料Wi-Fiだけでも事足りるでしょう。ただし、国によっては無料Wi-Fiスポットがかなり少なかったり、通信が混雑したり、整備されていなかったりすることでインターネットへ満足に繋がらなかったりすることがあります。また、セキュリティ面のリスクもつきまといます。 SNSへの写真や動画のアップといった大きなデータや個人情報のやりとりを安心して行いたい場合や、常に安定した通信や速度を維持したい場合は、自分専用のレンタルWi-Fiや海外データ定額プランを利用した方がいいでしょう。

まとめ

普段からどの程度のデータ通信をスマホで利用しているのかを把握して、海外で利用することになるデータ量やインターネットの利用方法をシミュレーションしてみましょう。歩き慣れていない国では、地図や翻訳アプリなどを使用する頻度が多くなります。容量については余裕を持って、想定よりも多いデータ量を利用できるプランを選択する方が良いでしょう。使うデータ量や料金から、自分に合ったプランやレンタル業者を探すのがオススメです。